作品解説


実は恐ろしいことにこのアルバムの前に2〜3本あるのだが、一応これが記念すべき1作目である。

でもってアーティスト名は「き★りん」。
当時もちろん「キリンジ」なんてデビューもしていないのでパクリではない。
たぶん語呂かで付けたのだろう。

メンバーはポコ康生=僕(Vo&Key)、ワタナベタカヒロの2人(Gt)で、
作曲等でクレジットされているナカニシタカヒロ(Gt)はサポートメンバーということになっている。

これが1作目となるのだが、これまた恐ろしいことにリズムの意味やメロディの組立て方などの基本的なことが理解していない。

さらには録音する機材なんて持っていないのでカセットの録音ボタンを押して「せ〜の」で演奏している。
格好良く言えば一発録りになるのだが、演奏も曲自体も格好良くない。

勉強もしないでこんなことばかりしていた高校生の記録であり、
自分の中で1番恥ずかしい作品がこれである。

このテープを何の躊躇もせずに友人・クラスメート、終いにはあんまり親しくない人にまで貸して聴かせてたのだから驚きである。

確か記憶ではアルバムタイトルの「WORDS」とは演奏や曲に自信がないので歌詞を見てくれという意味で付けたはず。

だが問題なのは歌詞も良くない。

何か普通の人と違うことをやってみたいという気持ちだけは今聴いても伝わる作品。

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